さて、このたび「情報通信技術教育者合同会議2012」を10月13日(土)に開催する運びとなりました。この合同会議は、ICT教育推進協議会が2010年4月に発足してから毎年開催しており、今回で3回目の開催となります。

ICT教育推進協議会は、ICT教育に携わる先生方が社会・産業界の要請に適合した人材を育成していくための一助となるような活動を行うべく、人材の受け皿となる産業界と、人材を育成する教育界の掛け橋となるよう、活動を行ってきました。
その中で、2011年3月11日に起こりました東日本大震災は、改めて21世紀がICTシステムの存在を前提としており、ICTシステムの継続的進化が社会・産業にとって必須のことであることを認識させてくれました。

ICTシステムの存在を前提とした、ICTネイティブな社会・産業基盤の構築と捉えることはできるでしょう。一方で、引きこもりの傾向にあった、我が国の産業界は、ここ数年、急激にグローバル市場への進出を、その成長戦略の核となる施策とする傾向が進展しているように思えます。 市場としての海外だけではなく、企業活動を支える拠点のグローバル化が急速に進展しています。
このような20世紀とは異なる新しい21世紀の社会・産業活動を支えるICTシステムを支えることができる21世紀の人材を我々は育成し、産業界ならびに社会に供給しなければなりません。

このような認識の下、情報通信技術教育者合同会議2012では、第3回目の合同会議として、6つの分科会と協議会の企画による皆様への活動報告も兼ねた、講演会やパネルディスカッション、ハンズオンセッションを行います。ICT教育に携わる方々に向け、最新情報の提供や、産学の交流の場を醸成できるよう、プログラムを企画いたしました。 是非ご期待ください。

ICT教育推進協議会会長
江崎 浩